真宮寺竜馬
■■ 野 沢 那 智 真宮寺桂
■■ 横 山 智 佐 岩井権太郎
近藤勇
沖田総司 斎藤一
永倉新八
島田魁
山南敬介
大神一彦
佐伯音熊
桂小五郎
赤座智俊
千葉佐奈
千葉定吉
山崎丞
土方歳三
配給
引用 子母澤寛郎『新撰組始末記』司馬遼太郎『新撰組血風録』 司馬同太郎『燃えよ剣』 永倉新八郎『新撰組顛末記』 島田遼魁郎『島田魁日記』 杉山義法郎『白虎隊』
製作協力
特別協力
製作総指揮
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次 回 予 告
元治元年、初夏。祇園祭りの近づく頃、
河原町に不穏な動きがあった。
枡屋に潜伏する古高俊太郎を捕えるべく、
新撰組は総動員態勢で
無名小路を見張っていた。
そして古高の吐いた計画とは・・・
次回 狼の咆哮
『祇園囃子・池田屋騒動(前編)』
燃えよ我が剣、燃えよ我が命!
新撰組隊士録
其の捌
原 田 左之助(1840〜68?)
副長助勤、十番隊組長。新撰組で最も明るく、何事もいい方に考えるプラス思考の男。宝蔵院流槍術の達人。師匠は後に七番隊組長となる谷 三十郎。
甲府城乗っ取りに失敗した後、永倉と共に新撰組を脱退。そして永倉と別れた後、彰義隊に参加。ただし、新撰組の原田左之助ではなく、ただ一人の武士として参加していたため、正式の記録は無い。戦死したとされているが、一説には大陸に渡って馬賊になったともいう。
作品上のモチーフは西田 良演じる『燃えよ剣』の原田左之助と『るろうに剣心』の相楽左之助をイメージ』
其の玖
山 南 敬 助(1833〜65)
副長、のち総長になる。北辰一刀流免許皆伝の腕を持つ。あくまで温厚な人柄で江戸試衛館に流れてくる前から博識を持って知られ、多くの知名人とも交流があった。
慶応元年、新撰組の在り方について土方と対立し、脱走する。しかし、追手の沖田総司に連れ戻され、屯所内で切腹した。介錯は彼の希望で沖田総司が行った。もともと議論で解決しようとする山南と、剣だけで解決しようとする土方とは相容れない存在だったのかも知れない。
作品上のモチーフは河上一夫演じる『燃えよ剣』の山南敬助。河上氏が演じた山南こそ、私が描く山南敬助のイメージに最も近い。
其の拾
井 上 源三郎(1829〜68)
副長助勤、六番隊組長。温厚忠実、無類の好人物として隊士の信頼も厚いが、特に目立つところは無い。先代の近藤 周助から二代に渡って用人として仕える。剣は、天然理心流目録の腕前。芹沢粛清、池田屋事変と重要な事件には必ず出動している。
戊辰戦争の初戦、鳥羽・伏見の戦で命を落とす。
作品上のモチーフは北村英三(後、喜多村英三)演じる『燃えよ剣』の井上源三郎。総司が「ボケ」なら源三郎は「突込み」といった感じ。総司には「おじいちゃん」と呼ばれているが、実は独身であった。
其の拾壱
松 原 忠 司(?〜1865)
副長助勤、四番隊組長。文久三年に入隊した古参幹部。柔術の達人であり、隊内でも柔術師範として活躍していた。中島 登の資料によると松原忠司は坊主頭に白い鉢巻をして出動していたという。さらに島田 魁と同じく、巨漢をもって知られる。
慶応元年。些細なことで斬った浪士の妻と道ならぬ恋に落ち、そのことを土方に咎められて心中した。しかし、この俗に言う『壬生心中』は小説家、子母澤 寛の創作の可能性が高く、真偽は不明である。
作品上のモチーフは小山田良樹演じる『燃えよ剣』の松原忠司。永倉や原田といったベテラン勢に唯一対等で話せる人物。