出 演


真宮寺竜馬
■■ 野 沢 那 智


真宮寺桂
■■ 横 山 智 佐

岩井権太郎
■■ 緒 方 恵 美

 

近藤勇
■■ 夏八木 勲

 

沖田総司
■■ 涼 風 真 世


永倉新八
■■中 村 大 樹
井上源三郎
■■左右田 一 平
山南敬助
■■池 田 勝
藤堂平助
■■子 安 武 人
原田左之助
■■上 田 祐 司


芹沢鴨
■■伊 東 四 郎

新見錦
■■辻 谷 耕人
平間重助
■■玄 田 哲 章

平山五郎
■■千 葉 一 伸
野口健司
■■池 水 通 洋
雇い浪士
■■辻 親八
■■辻 村 真 人

 

島田魁
■■橋 本 晃 一
河合耆三郎
■■草 尾 毅

 

山南敬介
■■池 田 勝

 

大神一彦
■■宮 内   洋

 

松平容保
■■風 間 杜 夫

 

外島機兵衛
■■納 屋 悟 朗
神保修理
■■宮 本 充
野村左兵衛
■■大 塚 明 夫

 

桂小五郎
■■小 林 清 志
伊藤俊輔
■■田 中 秀 幸
真木和泉守

■■糸 博

 

清河八郎
■■地 井 武 夫
佐々木只三郎

■■緑 川 光

 

山崎丞
■■井 上 真樹夫

 

土方歳三
■■ 安 原 義 人

 

配給

米田隆雄(太正蒸熱浪漫


引用

子母澤寛『新撰組始末記』
司馬遼太郎『新撰組血風録』
司馬太郎『燃えよ剣』
永倉新八『新撰組顛末記』
島田
『島田魁日記』
杉山義法『白虎隊』


製作協力
■■
佐 伯 大 輔

特別協力
■■ 片 山   隆
■■ 後 藤 庄 司

 

製作総指揮
■■ 島 崎 鉄 馬




次 回 予 告

竜馬を頼って仙台藩邸を訪ねるが
門番に追い返され、途方に暮れる。
海仙寺党に捕まってしまった佐那を助けるため、
二人の竜馬と復讐に燃える斎藤一の刀が紅蓮と燃え上がる。
次回 狼の咆哮
『竜馬と龍馬』
燃えよ我が剣、燃えよ我が命!

 

 

新撰組隊士録

其の肆
芹 沢 鴨(1830?〜63)・新 見 錦(1836〜63)

 新撰組局長。神道無念流の使い手。芹沢は水戸天狗党の出身で、本名は木村継次。新見は芹沢と長年行動を共にした同志で、芹沢の知恵袋。
 芹沢の性格は豪傑というイメージが強いが、まさにその通り。宿場で大焚火をしたり、禁門の政変の折には目の前に突き出された槍を扇子ではたくなどのパフォーマンスを見せた。しかし、酒に酔い、粗暴な振る舞いをし続けたために、自業自得の最期を迎えた。
 作品上のモチーフは故・田崎 潤演じる『新撰組始末記』の芹沢。新見は特にモチーフは無く、とにかく腰巾着で、知恵袋というイメージで描いた。


其の伍

斎 藤 一(1844〜1915)

 副長助勤、三番隊組長。この男が入隊するまでの経歴は詳しく残っていない。出身は明石と言うのが有力だ。一刀流の達人で、総司と並んで新撰組最強と言われている。新撰組幹部の中で最も長生きをしたにも関わらず、写真が一枚も残っていないのが残念だ。(近年、1枚だけ発見されたがほとんど判別不能)維新後、藤田五郎(山口次郎)と名を改め、警視庁・抜刀隊に入隊し、西南戦争にも参加している。
 作品上のモチーフは左右田一平演じる『新撰組血風録』の斎藤 一と和付伸宏原作『るろうに剣心』の斎藤 一。全く相反するキャラクターだが余りにも資料が少ないため、斎藤に対するイメージは人によって違う。


其の陸

永 倉 新 八(1839〜1915)

 副長助勤、二番隊組長。北海道は松前の出身で神道無念流の達人。江戸で心形刀流の修行も積んでおり、そこで島田 魁と知り合っている。酒好きで、どんぶり鉢で水のように飲んでしまう。しかし、酔いつぶれることはほとんど無かった。土方と同じように自我が強く、甲楊鎮撫隊敗戦後は近藤と決別。独自に靖共隊を組織して戦った。本名は栄吉。維新後は杉村義衛と名乗り、北海道で余生を過ごした。
 手記の『新撰組顛末記』『浪士文久報国記事』は貴重な資料として残っている。
 作品上のモチーフは黒部 進演じる『燃えよ剣』の永倉新八。原田、藤堂と共に愉快なキャラクターとして話を明るくする。


其の漆

山 崎 丞(?〜1868)

 副長助勤、諸士取調役並監察。香取流棒術、神心明智流剣術の達人。大坂の鍼医師の息子。忍耐強く、義理堅く、生真面目な性格ゆえ、近藤と土方に気に入られ、島田 魁と共に監察方に任命される。池田屋事件では完全なる変装をするために1ヶ月近く屯所を離れていたという。鳥羽・伏見の戦で負傷。その傷が元で死亡。彼の死は近藤と土方に大きな衝撃を与えたに違いない。
 作品上のモチーフは中野誠也演じる『燃えよ剣』の山崎丞。思えば彼こそ『誠』一筋に生きた新撰組隊士だったのではないだろうか。



第参部へつづく……


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